電車への飛び込みをなくすには○

 先週の1月31日(金)の早朝には大袋駅、翌2月1日(土)の早朝には一ノ割駅と、2日続けて人身事故がありました。両方とも電車への飛び込み自殺とのことです。

 両駅とも駅のすぐ隣りに踏み切りがあり、ホームから飛び込むというよりも、踏み切りから駅側に進入して電車にはねられたもようです。ご本人やご家族の無念さを思うといたたまれないのですが、同時に、鉄道利用客や鉄道会社の職員さんにも多大な迷惑がかかっています。

 本人はおそらく自殺を図るくらい追い込まれているので、周りの迷惑などに気が回っているはずがありません。でも、そんな人に、とりあえずこの場、電車での自殺を思いとどまらせるにはどうしたらいいのでしょうか。鉄道会社も頭を悩ませていると思うのですが、ちょっと現実的ではないかもしれませんが、提案してみたいと思います。

 

【その1 踏み切りの警報の音を変えてみる】

 あの踏切の『カンカンカンカン』という音、小さい時からあまり好きではありませんでした。もちろん警告音なので、耳障りでないと意味がないのかもしれませんが、電車の通過待ちでずっと聞いているのは不快でした。これをもっと、明るいリズムに変えられないでしょうか?もちろん警告するのが一番の役目ですが、これから自殺しようって人が聞いて、そんな気がちょっとでも失せる音なら、もっといいですよね。

 

【その2 ホームでも、明るい音楽を流してみる】

 毎日・毎時間でなくても、たまにでいいから、駅のホームに明るい音楽を流してみてはどうでしょうか。もうこの際、『笑点のオープニング』とか。これから駅に行って、飛び込もうと考えた時に、「あ~、駅は明るい音楽かかってる時があるから、止めとこうかな」ってなってくれればしめたものです。

 

【その3 駅の白線を、応援ワードに変えてみる】

 ホームの端に立とうと思って、下を見るとそこには、自分を励ましてくれる言葉が。それをついつい読んでいるうちに、自殺を思いとどまるなんてことになればいいですよね。もちろん、文字を読むのに夢中になって、そこに電車が来て、危ない!なんてことになったら本末転倒ですけど。

 とにかく、自殺しにくい状況、自殺を思いとどまるきっかけを、鉄道会社は提供すべきです。そのために知恵を絞ることはみんなの為になります。前に、お笑いの松本仁志さんが、「ある自殺志願者が、たまたまTVに映ってた『ガキの使いやあらへんで』を見て、無意識に笑ってしまい、まだ笑える余裕があることに気づいて自殺を思いとどまった」、という話しをしていました。この話しを聞いた時、私は単純に、「お笑いってすごいな!」って思いました。

 人身事故は、飛び込み自殺だけではありませんから、今鉄道各社が進めているホームドアの設置も、事故防止に大きな効果があるでしょう。踏切にも異常を知らせるボタンがあります。しかしもっと別の観点からのアプローチも考えていいと思います。一日も早く、このような悲しいニュースが流れない日が来る事を願っています。

 

=========================

《メルマガ『まぐまぐ』発行しています》

『整体師のミカタ』 に関してご意見やご要望などが ございましたら、お気軽にお知らせください。 http://www.mag2.com/m/0001002720.html   

これからもどうぞよろしくお願いいたします。  

=========================

2024年7月
« 5月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031