試合は選手、観客、そして審判が作る

西村主審ら日本人チーム大役こなす…W杯開幕戦(2014年06月13日 読売)

 12日(日本時間13日未明)に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)開幕戦、ブラジル―クロアチアで西村雄一主審と、相楽亨、名木利幸の両副審の日本人3人が、大会初戦をさばく大役をこなした。

 日本人がW杯開幕戦を担当するのは初めてだったが、淡々と役割を果たした。西村主審はこの試合で、ブラジルのエースFWネイマールら計4人にイエローカードを提示。同点の後半には、クロアチアのペナルティーエリア内でブラジルのFWフレジが倒れ、ブラジルにPKを与えた。フレジを倒したと判断されたクロアチアDFロブレンらが抗議したが西村主審は動じることはなかった。このPKをネイマールが決め、ブラジルが勝ち越した。

 西村主審は前回南アフリカ大会準々決勝で、ブラジル―オランダでも主審を務め、73分にブラジルのフェリペメロにレッドカードを提示。試合はオランダが勝ったため、今大会で再びブラジル戦を担当することが決まり、注目されていた。

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 いよいよ、サッカーブラジルW杯始まりましたね。早起きして、開幕戦のブラジルVSクロアチアの試合をテレビ観戦した方は、多かったのではないでしょうか。この開幕戦の審判団は日本人で構成されていました。これは選手だけでなく、審判も含めた日本のサッカー全体が、レベルアップしていることを示していて、とても誇りに思います。どの競技でも、レベルアップと審判の強化はセットです。こういったことからも、今大会、グループリーグで当たるチームは、すべて格上ですが、厳しい戦いながらも、日本チームはきっと躍進してくれることでしょう。

 また、この試合で西村主審が、クロアチアの選手にイエローカードを出し、ブラジルにPKを与えたことが、物議をかもし出しています。私もテレビでそのシーンを見たり、Youtubeでもアップされていたので、確認しましたが、あれを反則と取るかどうかは、まさに主審の判断です。あのまま流す審判もいるでしょう。しかし、あそこでイエローをためらわずに出すことによって、主審は試合を、よりコントロールできます。それによって、ファウルが減り、選手の安全性は高まり、あるべきはずのシュート機会の減少を抑え、より白熱した良い試合が展開されます。私は、あのイエローは、正解だったと思います。

 西村主審は、毅然とした態度で審判をこなし、他の選手にも、明確な基準でイエローカードを出していました。その流れで言えば、今日の主審のファウルへの厳しさからいって、ペナルティエリア内で、相手選手を後ろから手で抑えるマネをすれば、即イエローが出ることも予測できたはずです。相手にシュートを打たせまいと思うあまりの行動と、それに対応して、こらえずにすぐに倒れたブラジルの選手の反応が、あのPKにつながりました。要するに、ブラジルのほうが一枚上手だったというわけですね。

 試合の主役はもちろん選手です。そして選手のパフォーマンスは、観客の応援によって引き出されます。観客はただの客ではなく、いっしょに試合を作るサポート役。まさにサポーターです。そこに、試合を作るのにもうひとつ欠かせないものが審判です。審判の裁き方ひとつで、締まった試合にも、ダラダラした試合にもなります。そう思うと、審判の責任はとても重要ですね。

 私も、市の大会などで、空手道大会の審判を務めたりしますが、選手の安全と、正確なジャッジ、そして両方の選手が実力を十分に発揮できるようにと考えています。そうは言っても、実際はなかなかうまく出来ないのですが・・・ そして勉強のために、試合を観る時は、選手だけでなく審判の動きや、判定内容・タイミングなどを見ています。

 サッカーでは、審判を映すことはあまりないでしょうが、審判の笛を吹くタイミングやファウルを出す基準なども考慮して観ると、また違った面白さが出てくると思います。『ガンバレ!日本!!』

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