『気を取られる』のと『気に留める』のと

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*実家のすぐ近くにて撮影。田植え後の田んぼ越しから観る筑波と、青々とした麦畑越しから観る筑波。どちらの見事さにもしばし気を取られました(笑)

 ゴールデンウイークも、後半。すでに、昨日から通常モードの方も、いらっしゃるでしょうか。私も、3日から4日にかけて、実家に行き、リフレッシュして来ました。とくに地元の温泉施設で聞く茨城弁は、いい感じで心和ませてくれました。

 ところで、ゴールデンウイークは、いたましい交通事故のニュースも多いですね。持病の発作が出てしまった、スピードを出し過ぎてカーブを曲がれなかった、ハンドル操作を誤って対向車線に飛び出した、アクセルとブレーキを踏み間違えた等々、事故原因もさまざまですね。中には、上からの落石での事故なんて、防ぎようのないものまでありました。

 不可抗力のものもあると思いますが、最も多いのは、『何かに気を取られて』じゃないでしょうか?要するに、注意を奪われている状態です。その典型が、スマホのながら運転ですね。しかし、スマホを見なくても、注意力を散漫にするものはたくさんあります。前日あまり寝ていないとか、当日の予定が詰まっていて急いでいたとか、考え事をしていたとか、不慣れな道で、周りに気が行き過ぎていたとか、本当に何も考えず、ただボーっとしてしまったとか、上げればキリがないです。

 発作が出たのは一見不可抗力に見えますが、事前に薬を飲むとか、それでも異常・違和感を感じるようなら、運転を取り止めるという選択をしなかったというのは、やはりまずかったでしょう。最善の注意を払ったとは言い難いですね。

 『気を取られる』の対義語に当たるのは、『気に留める』だと思います。留意するつまり、ちゃんと意識しておくってことです。運転免許取得時に、『安全第一』、『自動車は走る凶器』など、交通ルールを守り、正しく運転をしないと重大な事故をつながりかねないとあれほど習ったのに、ついつい安易な気持ちのままハンドルを握ってしまいがちです。偉そうなこと言ってますが、私もそうです。それで何回ヒヤっとしたり、ハッとしたを経験したか。しかもバイクで。

 運転中ずっと、気を張って、集中力を保ち続けるのは、難しいのかもしれません。しかし、交通事故に限らず、アクシデントというのは、そこに気が行ってない時に起きます。逆に言えば、ちゃんと気に留めて気をつけていればたいていの場合、回避できます。後になって、もっと気をつけておけばと後悔しても遅いのです。ですから、短時間持たないものすごい集中力は要らないと思いますが、少なくとも注意力散漫な状態や、何かに気を取られた状態では、運転はしないほうがいいですね。

 私は、普段、子供達に空手を教えている時に、「ふざけているとケガするよ!」と声を掛けています(それでもどうしてもふざけたい時や、ふざけてしまう子はいるのですが)。真剣に稽古をやっている時は、まずケガをしません。ケガをするような状況を作らない、または、自然に回避していると思うのです。もちろん、ふざけながら学んでも何も身に付きません。上達するためにはふざけずに真剣にやることが必要なのですが、私はそれ以前に、安全面から、ふざけを注意するようにしています。

 息抜きは必要です。ふざけ合うことで親密なコミュニケーションが取れるというメリットもあるでしょう。そのへんはメリハリだと思います。また、休憩時間に、ワーッと子供達が走り回るのは、私はケガをしない範囲で、アリだと思っています。その時間は子供達にとって、体の休憩でなく、頭の休憩なんでしょうね。一旦、『気を抜く』ということも、次に『気合を入れる』ためには、大事な手順ですから。

 身体の力を抜いて整体を受けて、一旦気を抜いて、次の仕事で気合を入れるのに備えるというのにも、通じるところがありますね。

 

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