しっかりと立つことの大事さ②

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(整体院内のフィカス・ウンベラータ/小)

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 前回、しっかりと立つことの大事さ①で、足裏の意識が大切と書きましたが、みなさん、足の指回しや、足首回し、足裏もみなどはやってますか?後で思い出すんですけど、その場では、他のことに忙しく、つい忘れてしまうんですよね。でもやらないよりましなので、気がついたら、やりましょう!

  今回は、私のことを例に取ります。最近、よつんばいになってから膝を伸ばし、宙にあげた状態で、両脚アキレス腱を伸ばすストレッチをすると、やや突っ張った感じになり、アキレス腱の伸びが悪いのです。アキレス腱痛というわけではないので、痛めないよう、稽古時に気をつける程度で済んでいたのですが、最近、今度は左膝の内側が痛くなってきたのです。

 とくに屈脚時や、曲げながら体重をかけた時に、痛みが出るので、空手の形を行う時に、ちょっと困ります。何で左膝だけ痛いのかな~と探っていると、ふくらはぎの張りが左のほうが強いのと、太腿の前方内側の膝に近い筋肉が硬いのが分かりました。また、案の定、膝裏も左のほうが硬かったですね。

 私は、数年前に、右脚すねの内側の腱を痛め、以来、ふくらはぎが左より右のほうが若干細くなってしまっています。片足立ちも、昔は右脚で立つほうが安定していたのですが、今は左脚を軸足にしたほうがしっかりと立てます。その左右差をアキレス腱や足首で調整していたのですが、アキレス腱が硬くなり、調整機能が落ちて、結果、左膝や左太腿に余計な負担がかかっているのでは?と推測した次第です。

 もちろん、膝のところで、十分に左右差を吸収できていればよかったのですが、膝裏が硬くなっていては、それも難しかったのでしょう。放って置くと、股関節痛や腰痛にまで発展しまいかねません。ここらでストップさせておかないと!私の場合は、腰痛は、殿筋群のこわばり、仙腸関節の動きの硬さ、そして腸の冷えなどが重なったり、ひどくなって来ても、引き起こされるので、要注意ですね。

・しっかりと立てない⇒脚、骨盤、腰などの負担がかかる⇒膝痛、股関節痛、腰痛になる

・膝痛、股関節痛、腰痛をわずらっている⇒痛いところに負担がかからないように立とうとする⇒しっかりと立てない

 これは、ニワトリと卵みたいなものですから、どちらが先ということもありません。どちらも原因にも結果にもなり得るということです。ですから、そのままでは、悪循環でどんどん身体の状態が悪くなっていってしまいます。どこかでこの悪循環を断ち切らないといけません。人には、自己回復力、自然治癒力が備わっています。しかし、それを発揮するきっかけとして、外部の力がどうしても必要な時があります。

 整体には、患者さんが陥っている悪循環を、自己回復の好循環に変える力があります。私は整体を施す時、「自分が患者さんを治すんじゃない。患者さんが自分で治るきっかけ、方向付けを与えるだけだ。」というつもりでいます。そのくらいの力加減が一番良いのです。とりあえず、自分の膝は、自己回復する方向でやってみて、難しそうなら、仲間の整体師を頼ろうと思っています。

 上半身編がまだなので、③に続きます・・・

 

  

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