なぜ、Twitterのイタズラ写真投稿が止まらないのか?○

 ローソンのアイスクリームのショーケースの中で、フランチャイズ店オーナーの息子(一応、アルバイト扱い)が、寝そべった写真をTwitterに投稿して大炎上したのを皮切りに、この手のイタズラ写真投稿が止まりません。この現象をいったいどういうふうに解釈したらいいのでしょうか?

 投稿するのは、圧倒的に10代後半から20代の男性のようです。みな社会に出る前の学生か、卒業はしたけど正規雇用が決まらず、フリーターの状態のようですね。私も大学生のころは、酔っ払って、歩道に停めてあった自転車を「こんな歩道に停めてあるほうが悪いっ!」と言って、数台まとめて蹴飛ばしたり、ふざけて、友達の牛丼に紅生姜を山盛りにしたり、回転寿司でわさびを山盛り使ったりと、もう成人しているのに、少なからずイタズラをした記憶はあります。しかし、アルバイトをしていたハンバーガー店ではさすがにイタズラなんてする気も起きませんし、もしやったら即クビ間違いなしです。やれるわけありません。

 ただ、想像するとして、「ああ、あのアイスクリームのショーケースの中はきっと涼しいだろうな~」と思うのだけは理解できます。しかし、思うのと、実際にそれを行動するのには大きな隔たりがあります。普通は思うだけで終わりです。それを行動に移させてしまう敷居の低さをTwitterが作り出しているのかもしれません。

 基本的に、ショーケースに入ろうなんて思わない。しかしふと頭によぎってしまうこともある。ここまでが普通です。そしてそこから先、魔が差して、実際に入ってしまうとする。しかしバレてはいけないので、写真どころか、入った形跡さえ残さないようにする。友達と2人だったら、絶対に秘密にする約束をすると思うのです。

 その一方で、今やSNS時代です。みなが手軽に情報発信ができ、その情報を共有することで、人とのつながり、安心感、愉悦感を得ようとしています。しかし自分の発信した情報に誰も振り向いてくれなかったら、途端にそのつながりは孤独感に、安心感は不安感に、愉悦感は悲壮感に裏返ります。少々大げさかもしれませんが、LINEやTwitterにはまっている人を見ると、そのくらいの勢いでやっていますよね。だから周りの興味を引くための一手段として、イタズラ写真を投稿するんだと思います。イタズラがバレるのを恐れるよりも、その写真を使わないで、周りの興味を引けないままでいるのを恐れてしまうのです。

 しかしそこまでして、Twitterでフォロワー集めて、リツイートしてもらって話題になって、注目浴びて、何が楽しいのでしょうか?やっていることは恥以外の何物でもありません。馬鹿にされても、笑われてもいいから自分に振り向いてほしいのでしょうか?初めの人は、事の重大性に気づいてなかったかもしれませんが、模倣してる人は、その結果、バイトをクビになったり、場合によっては損害賠償を請求されたり、もしかしたら親兄弟が恥をかいたり、という事態を招く恐れを分かってやっているはずです。投稿にそのリスクを上回る価値があるとは、私は到底思えないのです。

 一時の自己満足に身をゆだねるのではなく、自分の行動がどうつながっていくか、どういう結果を生むか、まず想像してみてほしいと思います。一旦立ち止まって考えれば、ほとんどの人は正しい判断ができるはずです。善悪の判断なしに勢いにまかせての行動を『若気の至り』とおおらかに許してくれるほど、今の世間は甘くありません。 

 

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