人権作文書いてみた「らしく生きる」

娘が中学生の時に、宿題で「人権作文」というのを書いていたなとふと思い出しました。そこで、自分なりの人権作文を勝手に書いてみようと思います。お時間ある方はぜひ読んでみてください。

タイトル「人権とは『らしく生きる権利』」/坂谷謙一

「人権とは何か」、この問いに明確に答えられる人はいったいどれくらいいるだろうか。そういう自分もどれだけ人権について知っているかはっきり言って自信がない。しかし自信がないながらも言えるとしたら、「人権とは『らしく生きる権利』」のことを指すのではないだろうか。誰にも邪魔をされず私が私らしく生きる権利、これを奪われてしまったら生きる意味のほとんどを失うと言っても過言ではない。しかしここでひとつ疑問が残る「『らしく』って何なのだろう。」ということだ。

自分らしく、あなたらしく、男らしく、女らしく、大人らしく、子供らしく、たくさんの「らしく」がある。私の私らしくは何だろう。あまり深く考えたことはないが、親しい友人や仲間はいるので、そこそこ明るく、社交的な性格ではあるのではないか。しかし、ある事で落ち込んでいた時、友人から「くよくよするなよ。君らしくない。」と声を掛けられ、なぜか無性に腹がたった。「君らしくないだって?僕が落ち込んじゃ悪いっていうのか?」と声には出さなかったけど、友人の慰めの言葉を素直に受け取れなった自分がいた。

どうして慰めようとしてくれたのに、腹が立ってしまったのか。それは、自分らしさを他人に決めつられたと感じたからだと思う。私にも誰にもいろんな要素がある。明るい自分もいれば、落ち込む自分もいる。優しい自分もいれば、意地悪な自分もいる。真面目な自分もいれば、だらしな自分もいる。天気が良いだけで最高の気分になったり、朝、朝食をシャツにこぼして一日最悪な気分になったりする。そんな自分を全部ひっくるめての「自分」なのだ。そんな自分が何かあった時にどう考えて行動するか、それが「らしさ」なのだと思う。ある意味「らしさ」と「自由」はセットなのだ。

また最近は「男らしさ」とか「女らしさ」とかを言葉にするのは良くない風潮にあると感じている。いわゆる「ジェンダーレス」「ジェンダーフリー」というものだ。もちろん男女差別はいけないし、「男(女)らしくしろ」なんて他人から言われたい人なんていない。それに男だから女だからといって、原則としてなれない職業はあってならないと思う。しかしながら生物学的な「性差」を無視するのもそれまた、差別または男性優位につながるのであろうと考える。例えば100m走競技を男女一緒にする事が男女平等だと言う人はいないだろう。さらに私は男女で言葉遣いが違っていいと考える。言うなれば「男言葉」「女言葉」だ。私が女子が男子とまったく同じ言葉遣いで、「このやろう」とか「早くやれよ」言うのは好きでない。たとえば「もう、なによ」とか「早くしてよ」とかにしてほしい。こう考えるのは果たして男女差別と言えるのであろうか。

ジェンダーの問題に留まらず、近年はLGBT(性的マイノリティ)の問題も取り沙汰されている。ここで私達が気をつけるべきなのは、外側からその人の「らしさ」を決めつけない事であろう。その人の見た目、ファッションや考え方が自分の期待や予想と違っていてもそれを否定せず、その人の「らしさ」を認めてあげる事が大事なのだと思う。しかしながらその一方で、先程書いたように男性と同じような少し乱暴な言葉遣いをする女性を好まないという自分らしさも捨てるべきではない。差別的な言動はアウトだが、何を見てどう思うかの趣向は自由だ。そこをはき違えてならないと思う。

相手の「らしさ」を尊重し、同時に自分の「らしさ」も大事にする。分からない事があったら勇気を持って聞けばいい。そうすればより理解が深まり、もしかしたら自分の「らしさ」も変化するかもしれない。それが自分自身の成長につながるのだとしたらこんなにも幸せな事はないと思う。

以上です。だいだい1時間で書き上げました。400字詰め原稿用紙4枚程度といったところでしょうか。これが大学の小論文レベルになったらこんなものでは済まないと思うのですが、中学生くらいの作文レベルくらいには仕上がっていると思います。

どうせなら、感想が聞きたいですね。もし整体院の患者さんが読んでくださっているのだとしたら、整体受けがてら、聞かせてください。

 

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