毎日体が重いのはなぜ?だるさの種類と対処法を紹介

前日の疲れがなかなか抜けず毎日体が重い、と感じたことはありますか?

その体の重さはどこからくるのか、原因を突き止めると適切な対処法が見つかるかもしれません。

この記事では、体のだるさから考えられる病気や日常でできる対処法を紹介しますので、参考にしてください。

 

体の重さにも種類がある

一口に体が重いといっても、さまざまな原因や種類があります。ここでは、主に以下の7つの種類を取り上げます。

 

  • 疲れ
  • うつ状態のだるさ
  • 感染
  • 酸素不足
  • 肝臓病
  • 薬の副作用
  • 栄養がうまく供給できない

 

疲れ

激しい運動や労働の後に疲れを感じるのは、正常です。

2〜3日の休養程度で回復するようであれば、病気などを心配する必要はないでしょう。

 

うつ状態のだるさ

だるくて辛く何もやる気が起きないような状態を、うつ状態と呼びます。

悲しい出来事やストレスが大きくかかるような出来事があった場合、直後にうつ状態になることは正常です。

しかし、その状態が2週間以上続き、症状も生活に支障をおよぼすレベルになる場合、うつ病と診断される可能性があります。

 

感染

風邪やインフルエンザなどウイルスに感染すると、腎炎からくるだるさが起こります。この場合、以下のような症状を伴うことが多いです。

  • むくみ
  • 尿の出が悪くなる
  • 頭が重く感じる
  • 血圧の上昇
  • 吐き気

 

酸素不足

貧血や心臓病がある人は、酸素不足により、少しの運動で酸素不足になる場合があります。

赤血球に含まれるヘモグロビンが足りなくなるタイプの貧血の人は、筋肉へ酸素を運ぶ働きが弱くなるため、疲れやすくなります。

また、全身に血液を循環させる心臓の能力が低下すると、体を動かしたとき、息切れがします。

 

肝臓病

肝臓病の機能が低下すると、体のだるさが生じます。

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、他の症状が出にくく、だるさだけが唯一の症状であるのが特徴です。

そのため、異常なだるさがある場合は、早めに検査を受けたほうがよいでしょう。

 

薬の副作用

血圧降下剤や漢方薬を長期にわたって飲んだ場合、血液中の成分の変化によって、だるさが生じる場合もあります。

これは、力を出したり筋肉を収縮させたりするときに必要な血液成分のカリウムやカルシウムが、薬によって減少することが原因です。

とくに高齢者に起こりやすく、服薬中の人は注意が必要です。

 

栄養がうまく供給できない

糖尿病やがんなどの病気にかかっていると、食事で摂取した栄養がうまく供給できないため、エネルギー不足でだるさを感じる場合があります。

だるさの自覚症状により病気が早期発見される場合もあるため、気になる場合は早めに病院にかかることをオススメします。

 

すぐに横になりたくなるときに考えられる病気

体が重い状態に関連して、日中活動していても、すぐ横になりたくなる症状もあります。

この場合、考えられる病気には以下が挙げられます。

 

  • 貧血
  • 甲状腺機能低下症
  • うつ病
  • 起立性起立性調節障害

 

これらの病気は、原因となる体の機能は異なりますが、どれもすぐに横になりたくなるという症状の特徴があります。

どの病気も医療機関による治療が必要ですので、疑われる場合には病院にかかりましょう。

 

毎日体が重いときにできる対処法5つ

特定の病気があるわけではなくても、毎日体が重いと感じるときには、日常の生活習慣などから全身を整えることで症状を緩和できます。

オススメの対処法は、以下の5つです。

 

  • 良質な睡眠
  • 栄養バランスに注意する
  • 入浴でリラックスする
  • 適度な運動
  • 整体

 

良質な睡眠

一般的に、良質な睡眠をとるためには、1日約6〜8時間の睡眠時間が必要です。

また、睡眠の質を高めるため、以下のポイントを工夫できます。

 

  • 朝起きる時間を一定にする
  • 朝起きたらカーテンを開け光を浴びる
  • 起きてから6時間後に短時間の仮眠をとる

 

また、スマホやパソコンなどから出る強い光は睡眠ホルモンを低下させるため、寝る1〜2時間前には使わないようにしましょう。

部屋の明かりを落としたり、ストレッチをしたりすると、リラックスして眠りにつきやすくなります。

 

栄養バランスに注意する

主食、主菜、副菜、乳製品、果物というように、栄養バランスのよい食事を摂るなら、労回復に効果があります。

とくに、ビタミンやイミダペプチドなどの栄養素は体のだるさに効果があるとされています。

 

イミダペプチドは、鶏のむね肉やマグロ、カツオなどに含まれています。

栄養は食事で補うことを基本としつつ、足りない部分はサプリメントや健康食品で補うこともできます。

 

入浴でリラックスする

入浴には、血液の循環をよくし、リフレッシュしたり自律神経スイッチを切り替えたりする作用があります。

疲労回復のためには、40度程度の温度で10〜15分ほど浸かるのがオススメです。

全身ゆったりと浸かり、入浴剤などでリラックス効果を高めるのもよいでしょう。

 

適度な運動

有酸素運動は、血液循環をよくし、疲労の原因物質とされる乳酸を効率的に処理する効果があります。

オススメの運動には、以下が挙げられます。

 

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • サイクリング
  • 水泳

 

ポイントは、自分の体の状態に合っており、ストレス解消効果も得られる運動を選ぶことです。

 

整体

体のだるさの原因が自律神経の乱れや筋肉のこりなどからきている場合、整体で全身のバランスを整えるのも効果的です。

自律神経が関係している不調は、複数の症状が同時にあらわれる、相関しあっている場合も少なくありません。

原因がわからない体の重さを感じる場合は、専門家に頼ってみてもよいでしょう。

 

まとめ

毎日の体の重さには、さまざまな種類や原因があります。特定の疾患が疑われる場合には、早めに病院で検査するようにしましょう。

一方、自律神経の乱れや生活習慣が関係している場合、少しの工夫で改善できるかもしれません。

 

「あさひ整体センター」では、人間に本来備わっている自己回復力を高め、腰痛・肩こりといった痛みの解消・緩和や骨格の歪みの改善などをするお手伝いをしています。

問診や視診を中心に、しっかりと診立てをおこない、一人ひとりに合わせた施術をおこないます。毎日体が重くてお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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