後頭部の片方にピリピリするような痛みがある場合、後頭神経痛かもしれません。
頭痛をあまり経験したことがない方は、どのようにすればいいか迷っているのではないでしょうか?
そこで今回は、後頭神経痛の特徴や原因について解説します。気になる方は、最後まで読んでみてください。
後頭神経痛とは?
後頭神経痛とは、耳の後ろ付近が痛む症状です。
後頭部の片側だけなのが特徴で、「ここが痛い」と本人が示せる範囲で痛みが走ります。
後頭神経痛は、頭皮の神経によるものです。後頭部の神経には、「大後頭神経」「「小後頭神経」「大耳介神経」の3つがあります。
これらの神経が何かしらの原因でダメージを受けることで、痛みが生じます。
後頭神経痛の痛みは?
頭痛には、片頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛の3種類があり、いずれも頭の片側もしくは両側の広い範囲で痛みが出るのが特徴です。
一方で後頭神経痛は、片側の後頭部にピンポイントで痛みが出ます。後頭神経痛の痛みは、以下の特徴があります。
- 首から後頭部、頭頂部にかけて、ズキズキ・キリキリ・チクチクするような強い痛み(いずれも片側のみ)
- ビリっと電気が走るような痛み
- 痛みがないときはスッキリしている
- 痛みが数日から数週間続く
- 首を動かすときに痛みが生じる
- ヘアブラシで髪をとかしたとき、頭皮に痛みを感じる
- 枕に後頭部をつけるだけで痛む
- 雨の前日に痛むことが多い
後頭神経痛が起こる原因は?
後頭神経痛が起こる原因のひとつは、姿勢の悪さです。
後頭神経が何かしらの力で圧迫されたり引っ張られたりすると、皮膚に痛みを感じるようになります。
後頭神経痛を引き起こす姿勢の原因は、以下の3つです。
- パソコンのモニター位置
- ノートパソコンの作業
- スマホを見る姿勢
パソコンのモニター位置
パソコン操作をする際に、顔を正面ではなく左右どちらかに向けている人は、注意が必要です。
たとえば、デスクトップのモニターを左右どちらかに寄せて置いている場合が挙げられます。
接客業や受付業務の方に多いのが特徴です。
仕事が忙しい方は、作業効率を上げるために捻れた姿勢をとっていることもあります。
自分では気づけないことも多く、習慣化してしまうことも珍しくありません。
足をよく組む人や肩こりがある人は、体が歪んでいる可能性があります。
左右の歪みが後頭神経痛を引き起こすこともあるので、気をつけましょう。
ノートパソコンの作業
ノートパソコンは顔の正面で作業をするため、モニターを左右に寄せている人よりは、体が歪みにくくなります。
しかし、ノートパソコンはモニターとキーボードが一体になっているため、人によっては高さが合わないことがあるでしょう。
身長が高い人の場合、モニターを斜め上から見下ろす形になります。作業に集中していると前のめりになりやすく、猫背につながるでしょう。
また、椅子の高さが合っていないと、肘や肩が上がった状態での作業になります。これでは余計な力が入ってしまい、首や肩がこりやすくなるでしょう。
スマホを見る姿勢
スマホを長時間見る人は、ストレートネックに注意しましょう。
首の骨は横から見たときにゆるやかなアーチを描き、頭の重さを支えています。
しかし、スマホを見るときに頭が前に出てしまい、首の骨がまっすぐになってしまいます。
ストレートネックは頭が肩より前に出た状態のため、首や肩に負担がかかるのが特徴です。
後頭神経痛だけではなく、手のしびれや寝違いのような症状になることもあるため、スマホをよく見る人は注意しましょう。
後頭神経痛かもと思ったら?
後頭神経痛は頭痛というよりも、神経痛のひとつです。いずれにしても原因がわからないままでは、不安が強くなります。
気になる場合は、早めに神経内科などに受診しましょう。
後頭神経痛は姿勢による影響が大きいため、いい姿勢を意識すれば改善する可能性があります。
姿勢の改善を始めるタイミングは、早いに越したことはありません。姿勢が気になる人は、整体院で一度チェックしてもらうといいでしょう。
まとめ
後頭神経痛が起こる原因のひとつは、悪い姿勢です。
体の歪みや猫背によって、神経が圧迫されたり引っ張られたりしている可能性があります。
痛みがある場合は、強さにかかわらず、放置したままではいけません。悪化させないためにも早めに対処しましょう。
「あさひ整体センター」は、慢性の腰痛やO脚などの改善をサポートする整体院です。
体の歪みだけではなく、内臓の疲れや冷えを改善し、痛みの再発に努めていきます。
施術終了後も、普段の姿勢で意識するポイントをわかりやすくお伝えします。
頭痛や坐骨神経痛など、あらゆる痛みでお悩みの方は、ぜひご相談ください。