義務と権利○

 NHK受信料の支払いの義務化が、検討されていますね。たしかに、きちんと収めている人がいる一方、不払いの人も少なくない実態は不公正だと思います。しかし、義務化を性急に推し進めてしまうと国民の反発も招くのも事実だと思います。

 そこで、「TVの観れる装置を持つ人はNHKと契約し、受信料を支払わなければならない」と義務とするのではなく、「NHKを観る権利が与えられる」というようにはできないでしょうか?義務には抵抗を感じても権利を手に入れるために支払うのであれば抵抗は感じにくいのでは?と思うのです。

 方法としては、WOWOWのような契約方式が望ましいのですが、これから販売されるTVなどすべてにそういったスクランブル装置を組み込むのが現実的かどうかも難しいところです。

 整体師になるには、今では養成校などに入校して整体技術を学ぶというのが一般的です。その授業料は養成校によってまちまちですが、けっして安いものではありません。「入校時一括払いの返金なし」というところも多いでしょう。

 しかし、それによって、整体技術を学ぶ権利を手にすることができます。講師は(義務感からではないが)生徒に教える義務が生じます。学ぶ権利を最大限に活かすには、単に講師が教えることだけを学ぶのではなく、自分から積極的に聞くことが大事です。その養成校のきまりを守るという義務を果たしつつ、常に自分の学ぶ権利を意識し、技術やその他、整体師に必要なことを貪欲に学んでいく、そういった姿勢が整体師になるための近道であると思います。

 また、人に聞くということは、自分でなにも分かっていないと聞けません。聞いても理解できないのです。人に物事を聞くためには、自分にもそれなりの準備というものが必要です。

2024年4月
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