薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」です。

大麻所持事件、若ノ鵬を解雇…間垣親方は理事辞任(2008年8月21日 読売新聞より)  大相撲の幕内力士で、ロシア人の若ノ鵬(本名=ガグロエフ・ソスラン)容疑者(20)が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕されたことを受け、日本相撲協会は21日、両国国技館で理事会を開き、若ノ鵬容疑者の解雇を決めた。  師匠の間垣親方は理事職の辞任を申し出て受理された。現役力士の解雇、理事の辞職はともに初めて。間垣親方は生活指導部の委員として相撲協会に残り、間垣部屋も存続する。  記者会見した北の湖理事長は、若ノ鵬容疑者の処分理由を「協会に迷惑をかけたうえ、本人が(容疑を)認めている」と説明した。間垣親方を処分しなかったのは、「自ら理事を辞めるという重い決断をしたため」と話した。間垣親方は「監督不行き届きで大変申し訳ない」と謝罪。若ノ鵬容疑者について「普段はまじめだし、そういうことをする男とは思わなかった」と述べた。  1998年から5期10年、理事として春場所担当部長を務め今年2月の役員改選でも再選。しかし5月、弟子への暴行で減俸処分を受けた。 ~:~:~ *薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」のホームページ*  間垣親方は、現役時代、若三杉や若乃花の名で大活躍した力士で、私も小さい頃、よくテレビで観ておりました。その親方の部屋からこのような事件が起き、大変悲しく思います。しかしそれ以上に、悲しく思うのは、間垣親方や北の湖理事長らの保身に徹しているようにしかみえない対応です。とくに間垣親方の責任者・当事者意識の軽薄ぶりはひどいと思います。  現役幕内力士による部屋の中で起こった事件です。大きな問題、管理者である自分の問題ととらえるなら、即廃業を決断すべきです。それを、自分に甘い処分を期待し、進退を理事会に一任。思ったとおり理事会も今までいっしょにやってきた仲間にアマアマで、理事の辞任のみで済ますというお手盛りぶり。なんとか、日本相撲協会としても、若ノ鵬個人の問題として片付け、自分達へ飛び火しないよう必死なのでしょう。まあ、必死になる方向性は間違っていますが。  相撲はもともとは神事のはず。それゆえ、『伝統』・『文化』の名のもとに、「女性が土俵に上がることを許さない」なんてことも認められてきました。しかし今回、薬物乱用者をその神聖な土俵上げ、神事である相撲を取らせていたのです。土俵を大相撲そのものを汚したといっても過言ではないでしょう。その責任も日本相撲協会は取らないのでしょうか。  部屋制度の閉鎖的体質を考えると、他にも隠れて薬物所持・使用をしている力士がいてもふしぎではありません。これを機に徹底的に調査すべきです。真に、大相撲を建て直したいと考えるなら、けっして今回の事件を個人の問題に矮小化してはならないと思います。間垣親方は廃業し、部屋は解散、他の関取や相撲取りは、他所の部屋行くことになりますが、この場合はやむなしでしょう。協会の理事も一新し、今回の件がどれだけ大きい問題か、再発防止にどれだけ本気になっているかを知らしめなくてはならないと思います。  このままでは、「相撲の世界は、薬物に甘い」 というそしりを免れません。相撲が日本の国技と言うのなら、徹底した厳しい態度で当たってほしいものです。 ~〈整体師を目指す方へ今日の一言〉~  話しは変わりますが、患者さんから、「今、○○の薬と、○○の薬と、○○の薬を飲んでるんだけど~」と言われるがあります。整体師は、医師でも薬剤師でもありませんから、それについて具体的な医療アドバイスはできません(はっきり言えば、してはいけません)。しかし、利用者レベル・民間レベルくらいの薬に対する基礎知識を持っていないと、話しを聞いてあげることすらできません。また、自分や家族が病院にかかる時も、ある程度の知識を持っているとお医者さんの話しが分かりやすいこともあるので、そういうことも学んでおきましょう。
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