“はなむけ”などと白々しい

15人と格闘訓練、海自特別警備隊員死亡…養成辞退申し出後(2008年10月14日読売新聞より抜粋)  広島県江田島市の海上自衛隊第1術科学校(長谷川洋校長)で9月、「特別警備隊」の隊員を養成する応用課程にいた3等海曹の男性(25)が、他の隊員15人を相手にした格闘訓練で頭を強打し、16日後に死亡していたことがわかった。訓練は本来、1対1で行われるが、今回は男性が同課程を途中で辞める直前で、制裁目的の集団暴行だった可能性もあり、海自警務隊が傷害致死容疑などで調べている。呉地方総監部は「訓練の一環で、いじめや集団暴行という認識はない」と説明する一方、事故調査委員会を設けて原因究明を進めるとしている。  同総監部によると、男性は9月9日、同校体育館のレスリング場で、防具をつけて行う徒手格闘訓練として、同課程の別の全隊員15人と、50秒間ずつ、連続して対戦させられた。男性は14人目のパンチがあごに当たって転倒、後頭部を強打して意識不明となり、同25日、急性硬膜下血腫で死亡した。発生当時、教官2人が同席して審判役を務め、レスリングマットを隊員らが囲み、男性が倒れ込むと、引き起こして続けたという。  男性は3月に同課程に進んだが、「続ける自信がなくなった」と申し出たため、9月11日付で学校を辞め、別の部隊への異動が決まっていた。今年7月にも、同課程を途中で辞める隊員に対し、16人が同様の訓練を行い、隊員が歯を折るなどのけがを負った。  愛媛県内に住む男性の父親(51)は、「第1術科学校側から、異動に対する『はなむけ』の意味もあったと説明されたが、体罰だったと思っている。なぜこんなことになったのかと尋ねても、自衛隊は『捜査中』と言うばかりで、きちんとした説明や謝罪は受けていない」と話した。 ~:~:~  これは、もう訓練の域を越えた、『集団暴行による傷害致死事件』であり、徹底的に調査の上、仲間だったはずの隊員を死に追いやった他の隊員、隊員の安全管理をするどころか、集団暴行に率先して関わっていた教官、この者達の厳正なる処罰を求めます。刑事事件としての立件も十分可能と思います。さらには、長谷川校長の管理責任も追求すべきでしょう。  『しごき』に名を借りた集団暴行で若い相撲取りを死に追いやった事件を、彼らは教訓としてまったく活かしていませんね。それにしても『はなむけ』とは、白々しい。やっている事は、「仲間からの集団リンチを耐え抜いたら、族を抜けてもいい。」みたいな、ひと昔前の暴走族と変わらないじゃないですか。以前にも怪我人を出しているところから、おそらく悪しき慣習になっていた可能性があります。  制裁でなく、あくまで訓練の一環とするなら、隊員の安全はどのように守られているのでしょうか。厳しい訓練を課す場合、安全に対する十分な配慮が必要です。 「隊員らが囲み、男性が倒れ込むと、引き起こして続けた」という事は、本人の意識がすでにもうろうとしており、相手の攻撃に対し、防御ができない非常に危険な状態にあったという事です。これで本人や相手をしている隊員の、技術の向上につながるとはとても思えません。教官は、暗に「途中で辞めたいなんて言い出すヤツはこんな目に遭うぞ。」と隊員達に脅しをかけ、隊員達も「辞めたいなどというヤツが悪い。」と制裁に同調していたのだと思います。  ある大学の応援団部でいじめがあり、部員がいじめを苦に自殺した事件で、その応援団部は廃部しています。今回事件が起きた特別警備隊の応用課程も、閉鎖を検討すべきではないでしょうか。このままでは、また第二第三の被害者が出るとも限りませんし、こんな人達に日本の国土・領海・領空を守ってもらおうとは思いません。  自衛隊がやっているのは、主に独自の自衛隊格闘術ですが、武道に精通している人もかなり多いはずです。心技体の『心』を鍛えるとはどういう事か、今一度考えてほしいと思います。 ~〈整体師を目指す方へ今日の一言〉~  どんなテクニックを身につけても、患者さんをおもいやる心がなければ無意味です。
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