昨日や、おとといの患者さんが、そろって、「最近どのスーパーに行っても、バナナが売り切れてて、大変!」って言うのです。どうやら、先週TBSで放送されたバラエティー番組『ドリーム・プレス社スペシャル D-1コンテスト』で森公美子がチャレンジした、『朝バナナダイエット』のせいらしいですね。まあ、私もバナナは好きな方なので、まったく買えなくなると困りますが、まあ、『あるある』の納豆騒ぎのように、しばらくすれば落ち着くだろうと静観しています。
それにしても、私が6月後半から行っているダイエット方法とは、やり方も考え方も違うなぁとつくづく思いました。私の方は、朝はバナナだけどころか、しっかりと食べますし、夜はどうしても、就寝前の4時間前に晩御飯を終えるというのはムリです。それでも、最近は、前回ブログより、体重はさらに減って、58.8kgとついに59kgを割り込みました。現在は59kg台をキープさせてます。これ以上やせるとほほがこけて、やつれた印象になってしまうので。
しかしながら、たしかに『朝バナナ』にも、うなづける要素はあります。朝にバナナを食べて血糖値を上げ、その後の空腹感をあまり感じさせないようにしつつ胃を休めるとか、夕食後就寝まで4時間というかなり時間を空け、消化に時間のかかるたんぱく質でも脂質でも、就寝時に胃に残らないように心がけるとかは、内臓への負担をできるだけ軽くするという観点からも良いものだと思います。
基本的には、①「代謝を上げ、脂肪を燃焼しやすい身体にしておく」、その上で②「カロリーコントロール」が図れれば、(増えすぎた)体重は自然と減る。ということです。『朝バナナ』についても、胃や腸をできるだけ休め、筋肉への血流を増やし、代謝を上げようとしています。それに、朝食をバナナのみにした時点で、摂取カロリーは減っているでしょう。さらに、ダイエット中ということもあり、空腹をガマンまでしなくとも、残りの2食でわざわざドカ食いはしないでしょう。結果として、1日の総摂取カロリーは減っているはずです。それと、バナナの食物繊維がお通じに良いというものありますね。
要するに、バナナを食べていればやせるというものではなく、やせやすい食生活を送るのに、バナナを利用するとやりやすいということなのだと思います。
ちなみに、私の場合は、①については、胃はおそらく昼食後から、夕食までの間は休んでいると思います。さらにたとえ夕食が遅い時間になっても、夕食時の脂質はかなり控えめにして、よく噛んで食べるようにしていましたから、食後2時間くらいであっても、胃の中はほとんど空になっているのでは?と考えます。さらには、毎日のわずかな時間のエクササイズやストレッチングが、程よい筋肉への刺激となって代謝アップがなされていると思います。②については、意識的に朝・昼は腹8分目、夕食はもう少し気をつけて腹7分目といったところでしょうか。満腹に慣れきってしまった胃からすれば8分目や7分目でも、それでも十分に普通の量はあったかと思いますが。
『朝バナナダイエット』は、その主旨を十分に理解し、正しく実行すれば、効果は十分に期待できるでしょう。
最後に、レコーディングダイエットについて少しお話します。もし、あなたが、家計簿や小遣い帳を付けてムダな出費をしないように心がけている人ならば、また、その必要がなく、とくに付けていないが、やろうと思えばできる自信のある人は、このダイエットで成功する可能性は十分にあります。毎日記録を残し、その中から改善点を見つけることができる人だからです。反対に家計簿や小遣い帳を付けなきゃと思っていても長続きしない人には、不向きでしょう。ちなみに、私は、毎日体重は計っても、食べ物の記録はしていません。記録はしていませんが、しっかりと目で見て、味わって、自分が何を食べているか感覚として残しています。食べたか食べなかったか分からないような“つまみ食い”や“ながら食い”などは、いたしません。
~〈整体師を目指す方へ今日の一言〉~
ダイエットとは、カロリーコントロールのための食事療法のことを指します。ですから、たとえば、ダンベルを用いたやせるための運動療法を『ダンベル・ダイエット』と称するのは、誤りです。『ダンベル・エクササイズ』とでも呼ぶべきでしょう。