季節性の方も流行しているということです。

新型インフル、相次ぐ「疑い→シロ」 通常型も流行中 (2009年5月7日asahi.comより抜粋)  新型の豚インフルエンザをめぐり、簡易検査で疑わしいとされても、遺伝子検査で詳しく調べると、通常の季節性インフルエンザと判定されるケースが続出している。まだ流行期にある季節性インフルエンザの患者が簡易検査で引っかかるためだ。そばにいた人も感染を疑われ、結果が出るまで一時的に足止めを求められるなど影響は大きくなっているが、厚生労働省は水際の検査に理解を求めている。  最初に「疑い例」の患者が出たのは4月30日。成田空港で、米国から帰国した女性が簡易検査でA型の可能性があると判定された。だが、国立感染症研究所で詳しい遺伝子検査(PCR検査)をしたところ、A香港型とわかった。  以来、5月7日までに関西や中部空港、帰国後の医師の診察などの簡易検査で毎日のように「疑い例」が現れたが、これまで新型の感染は確認されていない。これまでの15例(16人)のうち、10例(10人)が最終的に季節性のA型と判定された。  新型インフルの「疑い例」は38度以上の発熱、または、鼻水やのどの痛みなどの症状があったうえで、「10日以内に新型インフルが流行している国、地域に旅行していた」ことなどが第一条件。さらに簡易検査でA型が否定されなければ「疑い例」として遺伝子検査する。 季節性インフルエンザは例年、5月を過ぎても流行が続く傾向にある。国立感染症研究所感染症情報センターによると、日本でもまだ17万人の患者がいると推測される。 ~:~:~  日本人が感染せず、国内で新A型インフルエンザが流行していないことには、ほっとしていますが、春を過ぎ、初夏の陽気になっても、季節性のインフルエンザに感染する人がこれだけ多くいる事実に正直驚いています。インフルエンザは低気温・低湿度(乾燥)になる冬季に流行し、春になればウィルスは弱体化し、人には感染しないものだと思い込んでいました。結局、季節性の通常型の方も流行しているということなんですね。今回、自分の無知を反省しました。  ということは、新型か通常型に関わらず、常にインフルエンザウィルスには気をつけた方がいいということです。気をつけるポイントは、以前書いたブログにも記載していますが、基本的には、 ①ウィルスを身体に入れない ②万一入ってきても、ウィルスに負けない の2つです。  具体的は方法としては①は、やはり『うがいと手洗い』 です。外から帰って来た時は必ず、室内にいる時でも席をたった際や何かのついでにこまめに行った方がいいでしょう。②は、バランスの取れた食事や、十分な睡眠、適度な運動に心掛け、自分の免疫力を常に高めておくことです。今回の新型インフルエンザで亡くなってしまった方に、免疫力の強い若者が多く目立つからと言って、免疫力を下げればそれで済むという問題ではありません。やはり、病気に立ち向かう、またははね返す体力は必要です。  花粉症も1年を通して、アレルゲンとなる花粉は何かしらありますし、ただのカゼでも、冬だけでなく、夏カゼというのもあります。その上、インフルエンザも季節に関係なくあるということになれば、くしゃみや鼻水が気になった時は、自分が花粉症にかかったのか、カゼなのか、インフルエンザなのか、いつも気にしていなければならないということになりますね。早期発見、早期治療に越したことはないので、そんな時は早めにかかりつけ医に診てもらうのがよいでしょう。  いずれにせよ、仮に新型であっても毒性は弱い方らしいですし、あわてず早めに対処すれば、何も怖がることはありません。予防法は通常型と同じなのですから、すでに予行演習は完璧のはず。あとは毎年やってる予防法を実行するだけです。  ~〈整体師を目指す方へ今日の一言〉~  ひとりで開業している整体師などは、とくに健康管理に注意が必要です。自分が休んでしまっては代わりの者はいませんし、かと言ってインフルエンザに感染している状態では、患者さんに伝染してしまうかもしれません。そうなってからでは遅いのです。普段からの心構えが大事です。
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