兄や姉に対して、呼び捨てにしていますか?

 つい最近のこと、空手道場の少年部の指導に出たところ、兄弟そろって習いに来ている子らがいるのですが、弟がお兄ちゃんのことを呼び捨てにして話しているのです。お兄ちゃんの方も別段気にするわけでもなく、普通に会話しているので、この兄弟にとってはこれが自然なのでしょう。  稽古が始まる前や休憩中、この2人はいつもこうして会話していますし、そう言えば、他に兄弟や姉妹で来ている子らの中にもお互い呼び捨てで、呼び合っているのもいましたから、いまさら気にするのも変なのかもしれませんが、どうも引っかかってしまいました。と言うのも、私自身3人男兄弟の長男で、いわゆる「お兄ちゃん」として育てられてきたので、もし、自分が弟に呼び捨てで呼ばれたらすごく抵抗があるからです。  年長者して、弟の見本になるようにがんばる。母親は弟たちの面倒を、見なければならないので、自分のことはなるべく自分でやる。できれば家の用事の手伝いや、弟たちの面倒も見る。何か弟が欲しがればお兄ちゃんの方がガマンをする。その代わり、お下がりなしで、新しい物を買ってもらえたり、何かの時、弟たちより少し多めにもらえたりと特権もありました。そして、弟たちには必ず、「お兄ちゃん」と呼んでもらっていました(今は少し呼び方は違いますが)。  「お兄ちゃん」という呼び方の中には、少なからず尊敬の念が入っていたと思います。ですからお兄ちゃんとしては、その尊敬に応えなければなりません。弟よりもいいかげんで、だらしないところは見せられないのです。『立場が人を作る』 という言葉があります。もともと、怠け者の私は、弟たちからの見る目があったからこそ、いろいろなことにがんばれたのだと思います。  「お兄(姉)ちゃんなんだから・・・」 「お兄ちゃんのくせに・・・」 は、親が口にしてはいけない言葉です。しかし、家族の中では家族の一員としての役割があります。お互い助け合い、尊敬しあい、感謝しあえる一番身近な関係が家族です。家族が家族としても形をなすには、それぞれが役割を果たすことが重要です。それができてこそ、尊敬や感謝が生まれます。  呼び捨ては、親近感の表れとも受け取れます。クラスメートも始めは、名字+さんや君でも、親しくなれば、呼び捨てだったり、あだ名で呼んだりするでしょう。ですから、兄弟姉妹の呼び捨ては、仲がいい証拠とも言えます。兄は兄で弟の面倒を見、弟はそんな兄に感謝する、また、兄はその歳では自分は、出来なかったことを弟が軽々クリアしているのを見て尊敬する、そんな関係で、とても仲良しなのでお互い呼び捨て。まあ、これもアリだとは思うのです。  『親しき仲にも礼儀あり』 の言葉もありますので、呼び捨ての是非には賛否両論あるかと思いますが、最近の傾向としては、「呼び捨てでも本人が気にしなければ別にかまわない。」 という方向に向かっているように思います。いずれにせよ、お互いがいつも尊敬しあえる存在であり、お互いを見て、切磋琢磨していける存在が理想ですね。
~〈整体師の味方コメント〉~
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