読んでみたい本『額に汗する幸福論 』

 昨日の朝日新聞の広告欄に、『額に汗する幸福論 』という本が紹介されていました。
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 表題の「額に汗する」 という最近あまり聞かなくなってしまった言葉にも、惹かれましたが、「ちゃんとした努力は必ず報われます。問題は努力ではなく、『ちゃんと』の部分なのです-」 という紹介文に共感したのです。  何事を為すにも努力は必要です。しかし、その方向性を誤ってしまったら、目標達成にはかなりの遠回りになってしまうでしょう。 と、ここで、先に横道にそれておきますが、遠回りをあえてするというやり方もあります。遠回りの結果、思いもよらない収穫を得ることもあるでしょうし、最短距離で進むことが必ずしもたったひとつの正解とは限りませんから。 場合によっては、『回り道こそ正解!』 という場面もあると思います。  そして、いったん横道にそれてから、本筋に入りたいと思います。勉強でも、スポーツでも、仕事でも、習い事でも、はじめから皆、できるわけではありません。得意不得意、起用不器用、個人差はあるでしょうが、何かひとつのことを身に付けるには大変な努力が必要です。しかし、努力を積めば必ずしも報われるとは限りません。最終的には、多くの汗を流した者、人より多くの努力をした者が成功を手にすると私も信じていますが、その努力には『方向性』があります。自分の目標にまっすぐ向かって努力をしているかが、成功を納めるカギであると常に感じていたところです。  整体の技術を身につけることは容易なことではありません。ただ養成校に通っていれば誰でもできるというものではないのです。とくに矯正のテクニックは難易度が高いです。最近は、整体のみならず、カイロプラクティックを標榜する施術院でさえ、骨格矯正を一切行わない、ただ身体をほぐして終わり、というところが増えています。もちろん、身体をほぐすにも本当は高度なテクニックが要求されるのですが、ごまかしが利きやすいのも事実です。  高度な骨格矯正テクニックを身につけたいと、一所懸命練習するのたいへん良いことなのですが、ここで受け手役の身を考えながらやらないと、その努力が間違った方向へ進んでしまいます。できるようになりたいという意識が強すぎて、つい力が入って、相手に痛みを与えて、相手が不快に思っていても、それに気づかず何度もグイグイやろうとする、なんてパターンはどこの養成校にもひとつやふたつは見られるのではないでしょうか。しかし、これでは、いつまでたってもその技術は身につきません。いくら本人が、真剣に汗だくになってやっていても、努力の仕方が間違っているからです。何で矯正をするのか?矯正の結果、患者さんにどうなってほしいのか?そのために何をすべきかを考えて、やるべき努力の方向性を決めないと、結果、誰のメリットにもなりません。  また、空手道の稽古でも同じです。形(かた)を間違って覚えてしまっては、それをどんなに練習しても、昇級審査には受かりませんし、試合でも1回戦も勝つことはできないでしょう。空手道のような武道は、ついつい練習のため練習にはまりやすいのですが、どうせやるなら、きちんと結果を残せる練習をしたいですし、指導の時にはそれを心掛けたいと思います。  ネットで注文してから、この本をまだ手にしていないのですが、きっと、想像したとおり半分、「いやぁ、そこまでは考えていなかった!」と想像越える部分半分になることを期待して、本が来るのを待ちたいと思います。
~〈整体師の味方コメント〉~
 開業してからも、日々の努力はかかせません。しかし、奇をてらったりするような物に手を出すのは、あまり賛成しません。あたらしいことにチャレンジするにも、しっかりと方向性を見定めてからにすべきだと思います。 ========================= 《メルマガ『まぐまぐ』発行しています》 『整体師のミカタ』 に関してご意見やご要望などが ございましたら、お気軽にお知らせください。 http://www.mag2.com/m/0001002720.html   これからもどうぞよろしくお願いいたします。   =========================
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