今飲んだその水分の中身は?

 今年のゴールデンウィークは天候に恵まれ、今日も夏日。日中、外で過ごす方は、水分をよく摂って、くれぐれも熱中症などに気をつけてください・・・と、よく言われたりしますが、水分なら何でもいいのでしょうか?  熱中症や脱水症状の対処に効果的なものに、経口補水塩があります。これは簡単に言えば、水に食塩とブドウ糖などの糖質を混合したもので、水1リットルに対して砂糖小さじ4杯、塩小さじ半分で簡易的に作ることも出来ます(「地球の歩き方」より)。しかし、同じく糖質と塩分の入っている、市販のスポーツドリンクを飲むケースも多いですね。ちなみに砂糖小さじ1杯は3~4グラム程です。  しかし、このスポーツドリンク、「熱中症になる前に」とか「なんか身体によさそう」と思って飲み続けると意外な落とし穴があるかもしれません。スポーツドリンクで5~7%ジュースなどの清涼飲料水になると10%前後の糖質が含まれています。もし、1リットル汗をかいたから、1リットルのスポーツドリンクで水分を補おうということになれば、50~70グラムの糖質、分かりやすく言うと、6グラムのグラニュー糖スティックで10本前後、3グラムの細いスティックで20本前後相当の糖質を摂ってしまうことになるのです。先程の経口補水塩と比べてどれだけ糖質の量が多いかお分かりでしょう。  ところで、ランチの後などにアイスクリームを食べたりすると、のど渇きませんか?実は糖質を多くと摂ると、のどが渇きます。これは糖質の過剰摂取で高血糖になると、尿として水分が排出されるから。この時、「まだ水分が足りないのでは?」とスポーツドリンクや清涼飲料水を飲むとそれでまた、のどが渇くという悪循環に陥りやすくなります。そういえば、ジュースを飲んでもまたのど渇いたりしますよね。  しかし、糖質の過剰摂取は肥満や生活習慣病にもつながりかねません。整体師は、患者さんのさまざまな不快な症状を改善させるのが、仕事ですが、本来の目的は、「患者さんの健康」なはず。自分の生活習慣にほとんど疑問を持たず、結果的に健康にマイナスになっていることがあれば、丁寧に説明し、生活習慣の改善を促すことも整体師の仕事です。 ↓励みになります。よかったら1日1回クリックしてください。 blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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