MLBレッドソックスの松坂大輔投手が、対タイガース戦で完投勝利し5勝目を挙げました。おめでとうございます!
ようやく松坂投手本来のピッチングが戻りつつあります。そのきっかけとなったのは、前回、大家投手と投げ合って4勝目を挙げたブルージェイズ戦の前の調整法にあったのは、すでに報道のとおりです。25分間外野でキャッチボールを行い、全力疾走でダッシュを繰り返すなど松坂が日本で行っていた調整法が、前回の登板に良い結果をもたらし、それが今回の登板にもつながっているのでしょう。
「相手バッターに向かって、キャッチャーミット目がけてボールを投げる」ということ以外、全ての環境、投げるボールのサイズすら変わっても、求められることは今までと変わらない(いやそれ以上の)“結果”でした。松坂投手は、今までその環境の変化に対応しすぎて、日本で出来ていたことを忘れてしまっていたのかもしれません。
試合前にキャッチボールを長めにしたからといって、ダッシュでたっぷりと汗をかいたからといって、フィジカル面で投球にものすごく影響するとは思えません。影響するとしたらやはりメンタル面でしょう。松坂投手は、日本式の調整法をもう一回取り入れ直すことで、WBC優勝国日本で最高の投手だった自分を取り戻したような気がします。新しい環境に対応するためにいろいろ変えていかなければならない、しかし、MLBのレベルに引けをとらない日本プロ野球で今までやってきた自分自身を変える必要はない。日本式調整法はまさに、この確認作業だったのではないでしょうか。そして、それはブルージェイズ戦勝利という形で実証され、今回の勝利でほぼ確信したと思います。今シーズンの活躍、大いに期待していいでしょう。
さて、整体を含む治療系・リラクゼーション系業界に話を置き換えてみてみましょう。多くの方は、自分の出た養成校/専門学校の資格を手に、整体/カイロプラクティック院・接骨/整骨院・整形外科医院・マッサージ/リラクゼーション店などさまざまなジャンルに就職しそこで経験を積み、身に着けた技術と自信を手に、新しい環境を求めて転職・キャリアアップや独立開業を果たして行くことでしょう。もし、そこで新しい環境に対応しているつもりが実績がともなわない、そんな時があったら、その時は自分の今までやってきたことを思い出してください。もしかしたら変えなくていいことも変えてしまって、自分の良さを自分で隠してしまっているかもしれません。
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