『やる』のと『やらされる』のと○

 今日から子供たち、長い長い夏休みですね。とは言っても、宿題もあれこれ出て、その他にも通信教材や、夏期講習や、習いごとなど、今の子供たちは、とかくやることが多く、実際のところ、単に学校に行かないってだけで、夏『休み』でなく、夏『忙し』って感じがします。

 かと言って、ではすべて自主性にまかせて、勉強したい子は勉強、スポーツしたい子はスポーツ、読書、絵画、音楽、外遊び、テレビゲーム、何しててもいいよってするのも、これはこれで問題だと思います。それは人は、本質的に『楽な方に流れる』性質を持つからです。

 たしかに人間の持つ、「自己を高めていこう」「己に打ち克とう」という向上心は、他の動物にはない、すばらしいものです。その人間の持つ、限りない可能性を信じつつ、同時に私は、人は元来なまけものであるとも思っています。向上心は持ち合わせているが、それがすんなり行動に移せない、重い腰がなかなか上がらない、人ってそんなもんだと思います。

 勉強や、日課の運動、部屋の掃除など、やれば生活が充実し、気持ちいいと分かっていても、ちょっとおっくう。「今は、いいや。」とつい後回しにする心が芽生えます。しかし、そこを誰かに「えっ、今やらないの?」と声をかけられると、「うーん、じゃやろうか!」となります。自分の『やる』気持ちと、状況に『やらされる』のとうまく組み合わさって、ようやく行動に移ります。

 なかなか自分の『やる』気持ちだけで、できる人はいません。状況に『やらされる』ことをうまく利用することで、行動に移しやすくなります。『やらされる』のは単に、親に「はい、もう○○やりなさい!」と言われることだけではありません。始める時間に目覚し時計を鳴らす、スポーツウエアに着替える、目標を大きく紙に書いて張り出す、などでもそうです。さらに言うなら、習いごとは、『典型的な状況によるやらされ』でしょうね。その場に行ってしまえば、後はもうやるしかありませんから。

 宿題が出なくても、例えば夏休みの途中や、休み明けすぐにテストが待っていては、そうそう勉強をサボってばかりもいられないでしょう。何月何日までに、体重何キロ!と公言していれば、ダイエットもサボりづらいですよね。こういうのは『やらされ』というより『しばり』という方が適切かもしれません。

 もちろん、子供たちが全部で、夏休みの宿題の予定を立てて、そのとおりに日々実行するのが理想ですが、そんな子は稀でしょう。だって私たち大人でさえ、毎日の生活の中で、ついフラ~っと怠けの方に行ってしまいがちなんですから。それを折り込み済みで、子供たちの『やる』気持ちを尊重しつつ、状況や言葉で『やらせて』行けば、この夏休み、きっとうまく乗り切れるんじゃないでしょうか。   

 

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