自分を信じる力

 私が、ずっと尊敬している野球選手の1人に元巨人軍のエース、桑田真澄投手がいます。桑田投手は、昭和43年4月1日が誕生日のいわゆる早生まれで、昭和42年生まれの私と同年代です。高校生の時、甲子園で大活躍する桑田・清原のKKコンビをTVで見て興奮し、高校卒業後、今度は2人がプロ野球界を席捲する姿を見て、その時まだ何者でもない、ただの大学生だった自分自身をむやみに卑下したのを憶えています。    昨年、21年間在籍した巨人軍から戦力外通告を受け、そのまま引退かと思われましたが、桑田投手はメジャーリーグ挑戦を表明、その後パイレーツとマイナー契約を結びました。そして春季キャンプに招待選手として参加し、開幕メジャー入りを目指していましたが、桑田投手にまたも試練がおそいかかります。試合中の審判との接触・転倒により右足首の重度の捻挫という故障に見舞われました。  私はこのニュースを聞いた時、これで桑田投手の夢はついえたと思いました。もう充分、よくやったよって思いました。しかし、桑田投手はあきらめていませんでした。驚異的な回復力と懸命なリハビリによりケガを克服し、先日ついに夢であったメジャーのマウンドに立ったのです。夢を夢で終わらせず、現実のものとしたのです。  桑田投手は、インタビューの中で足首をケガした後、リハビリ中も何度もくじけそうになったと言っていました。それでも自分を信じて、今日やれる事をやって明日に備える。それを繰り返して、ようやく今この場(メジャー)いることができたという主旨の事を言っています。明日の事は誰も分からない。良いかも分からないし、悪いかも分からない。だから、1日1日今日できる事を悔いの残らないようにしっかりやるのだそうです。    私は、桑田投手を見て、自分を信じる力がいかに大事かを痛感しました。がんばってもどうせダメだ、自分はその程度だと思ったらその人はそこまでしか到達できません。投手としても高齢で日本プロ野球から戦力外、加えて軸足である足首のケガ、これでもまだ、桑田投手自身は、自分がメジャーのマウンドに立つ事を信じていました。だから、1日1日をリハビリに、練習に費やす事ができたのです。  松坂投手は、夢を具体的な目標に換え、その目標を達成するというかたちでメジャーに来ました。それに比べ、桑田投手は夢を夢のまま、純粋な野球少年の心で追い続け、実現してしまったような気がします。  もし、あなたが、まだ自分の夢が実現していないなら、けっしてあきらめず、今日やれる事をしっかりやってください。その原動力となるのは、自分を信じる力です。 ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す。 blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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