ブレーキ無し自転車?ありえないっ○

 先日、お笑いコンビ、チュートリアルの福田くんが、後輪のブレーキ装置が無い自転車を乗っていたと、警察に摘発されたニュースをやっていました。まだ、秋の交通安全運動期間中なのに不用意だなと思いました。もちろん、交通安全週間だからダメだったというわけではありませんが、安全に対してそんな意識すらないのかと、あきれた次第です。

 ブレーキ装置が無いと言っても、止まれないわけではなく、ペダルを逆に踏むことによって、ブレーキの代わりを果たし、それで止まれるということらしいのですが、実際にはそれで急ブレーキをかけることは出来ず、回避できたはずの事故を生む結果になっています。すでに、数年前から問題となっていますが、恥ずかしながら、私は、こういうブレーキ装置を持たない、競技用の自転車を『ピスト』と呼ぶことも、それが平然と公道を走っていることも知りませんでした。今回、有名人を摘発し、それをマスコミが報じることで、世間がもっとこの問題に関心を持ってくれればいいと思います。

 昨今の自転車運転のマナー違反には、目を覆いたくなるばかりですが、ブレーキ装置外しはマナー違反を通り越して、完全に道交法違反です。厳しく取り締まってほしいですね。今回、福田くんは、有名人ということで、一罰百戒のターゲットとして見事に取り上げられてしまいましたが、まあ、みんなの役に立ってもらいましょう。これを機に、交通安全大使とか、一日署長とかなるくらいに、みんなに自転車の交通ルールの徹底や、マナーの遵守を呼びかける存在になってほしいと思います。

 クルマもバイクも、いつでも止まれると思うからあのスピードを出せるのです。スピードを出す行為は危険です。しかし、任意で止まることが出来ると分かっていれば、危険は感じません。安全が担保されているからです。スキーの初心者が怖いのは、滑ることでなく、止まれないことです。ジェットコースターも、安全が担保されているから、怖さよりも、楽しさを感じることが出来るのです。

 また、空手道の稽古もそうです。寸止めがしっかり出来ていれば、何も怖がる必要はありません。突き蹴りをコントロール出来れば、相手をケガさせる心配はないし、自分もケガをすることはありません。だからこそ、思いっきり稽古が出来るのです。そういう視点から見れば、安全がまったく担保されないブレーキ無し自転車など、ありえないのです。

 

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