本当は『学び方』を学んでいる○

学力テスト:2年ぶり実施…参加率81%、7ポイント増(毎日新聞 2012年04月17日)

 小学6年と中学3年を対象とする文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が17日午前、始まった。昨年は東日本大震災の発生を受けて中止されたため2年ぶりの実施。抽出された約3割の小中学校9709校(約73万2000人)のほかに、1万6159校(約105万5000人)が自主参加したため、参加率は前回(10年)から7.7ポイント増の81.2%となった。

 東京都内の小学校では、午前8時45分から国語のテストを実施。児童はやや緊張した表情で解答用紙に向かった。国語のほか、算数と、今年から加わった理科に取り組む。

 公立校の参加率を都道府県別に見ると、100%が前回から8県増えて21県になった。99〜80%が15道府県ある一方、愛知県(27.8%)と神奈川県(37.6%)が5割を下回り低かった。国公私立別では国公立が8割を超えたが、私立は3割弱。

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 今日の朝刊に、昨日実施された全国学力テストの問題が掲載されていましたね。8割の学校がテスト参加したとのことですが、残念ながら小6の愛娘の通う小学校は、抽出もされず、参加も希望しなかったため不参加でした。でも、子ども達としては、余計なテストを受けずに済んだのでラッキーだったのかな?

 小6の算数の問題は、解けない大人もいそうな、けっこう難しいのが出題されていました。中3のと合わせて、後でじっくり見てみたいと思います。現時点での理解度、学力を計る上でのテストは重要で、その結果を検証し、次の指導に活かすことは大切ですが、あまり点数そのものには一喜一憂しないほうがいいと思います。

 なぜなら、子どものうちから勉強をする大きな目的として、『学び方を学ぶ』というのがあるからです。この成果はテストの点数だけでは計れません。しかし子どものうちに学び方をしっかり身につけておかないと、大人になってから、様々な局面で学ぼうと思っても、それが出来ず、とても苦労してしまうのです。

 しかし、子どもが今、たまたまテストの点数が悪かったからといっても、物事の学び方さえ身につけておけば、いざ自分が必要にせまられた時、「自分自身で」、「人から聞いて」、「人のを見て」、学ぶことができます。よく「人生、何でも勉強だよね。」なんて言いますが、学び方を知らなければ、貴重な経験でも何も吸収せずに終わってしまいます。

 私も、整体師を本格的に目指したのは、30歳を過ぎてからです。しかし、それ以前に合気道や空手道という武道をとおして、整体にも通じるものを結果的に学んでおりました。また、筋肉・骨格・関節の動き・内臓など人の身体について学ぶ時も、今までの自分の知識や物の考え方、学ぶ姿勢が大いに役立っていたと実感しています。

 ただ学び方を学ぼうと思っても、そんな授業はありません(笑)。学校で、家庭で、友達とのふれあいの中で、習い事で、だんだんと身についていくものだと思います。そうしてはぐくまれたものを自身の一生の財産になります。だからきっと、テストの点数も大事ですが、大切なのは、『学ぼうという姿勢』が本人に見られるかなのだと思います。

 

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