『夫源病』というが、あるらしいですけど○

新発見伝:「いい夫婦」保つには 定年後、妻が夫源病にならぬよう 毎日新聞 2013年08月03日 東京朝刊

 6月に定年を迎えた埼玉県のトモ子さん(65)=仮名=は、サークルや習い事で連日外出している。家でクロスワードパズルなどを楽しむ夫との時間はあまりないが、夫婦関係は円満だ。

 「家で顔突き合わせてたら息が詰まっちゃう」というトモ子さんの予定は、友人との集まりやダンス、歌、書道などの習い事、美術館や舞台鑑賞で埋め尽くされている。以前は外出にいい顔をしなかった夫も、今では自由にさせてくれる。「一つでも新しい場所に飛び込むと、世界はどんどん広がります」  妻も夫も、相手に頼らず自分が楽しむこと。「夫婦のあるべき姿」は十人十色なのだ。【中村かさね】

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 ◇妻の負担になりやすい夫のタイプ

・外では愛想がいいが、家では不機嫌 ・上から目線で話す ・家族を養ってきた自負が強い ・妻の予定や行動をチェックする ・家事に手は出さないが口を出す

 ◇ストレスを抱え込みやすい妻のタイプ

・我慢強くて弱音を吐かない ・きちょうめんで責任感が強い ・良妻賢母であろうとする ・世間体が気になる ・感情を表に出すのが苦手

 ◇パートナーとうまく付き合うコツ

・「ありがとう」と「ごめんなさい」を言う ・口ゲンカでコミュニケーションを図る ・共有する時間は短くていい

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 今朝の毎日新聞に、『夫源病』に関する特集記事が載っていました。「夫が定年退職して、毎日家に居るようになると、妻にとってはそれが、ストレスになることがある」という話しは聞いたことがありますが、まさかそれが病気という診断にまでなるとは思ってもみませんでした。

 まあ、たしかに、今まで自分のペースで家事なり、仕事なり、自分の時間なり、過ごしてきた専業主婦または、パート労働主婦にとって、いきなりその時間の使い方や家事の仕方に口をはさまれるようになっては、ストレスに感じるのもムリはありません。また、夫も日中とくにやることがなければ、ついつい妻のやることに口をはさみたくなってしまうであろうことは想像できます。とくに夫が仕事目線で、家事を見てしまった場合は、きっと注意したくなるのでしょうね。

 でも、何十年も連れ添ってきた仲ならば、そのへんは話し合えば分かるんじゃないでしょうか。心的ストレスを長期間受け続ければ、自律神経系の病気にもなると思いますが、『夫源病』っていうネーミングは、まるで夫が病原菌みたいな言い方で、正直、夫である自分としては、心穏やかではありません。

 平均寿命が男性よりも女性の方が7年~8年ほど長いということは、夫に先立たれる妻の方が多いということです。そうなると、文句は言われなくなってそのストレスは感じなくなるでしょうが、今度は、長年連れ添った連れあいがいなくなることでの喪失感や、独りでいる寂しさをストレスと感じるようになったりしないのでしょうか?そうなってから、「なんだかんだ文句を言われても、側にいてくれていて有り難かった」と思っても、遅いんですけどね。

 マンションやアパートで、日中ずっと独りで、赤ちゃんの面倒を見ていて、育児ストレスを抱えるようになったとしても、それを『子源病』とは言わないでしょう?もちろん知らない間に、妻にストレスを与えるような言動をしている夫に問題がないとは言えませんが、それも夫婦ならではの乗り切り方がきっとあるはずです。簡単に病気扱いにするのは、私は賛成できません。 

 

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