竜巻がもたらしたもの(プラスの面)○

 今月2日の竜巻被害から、早3週間。先週の台風18号からも1週間。本当に1日1日があっと言う間に過ぎていきます。日常生活はほぼ元通りですが、それでもまだまだ修繕待ちの家屋、修理中の家屋が目につきます。そんな中こういうブログを書くのは、不謹慎なのでは?とも考えたのですが、とりあえず何でも、プラスの面を考えることによって、少しでも気持ちが前向きになればと思い、書くことにしました。

 竜巻発生から、しばらくたったある日、大学時代の後輩からメールが来ました。その後輩は埼玉県内に住んでいるのですが、その後輩に、私もその後輩も大学時代にたいへんにお世話になった知人から、竜巻被害を心配する電話があったそうです。後輩は、「自分のところは、被害の遭った越谷からだいぶ離れているので大丈夫ですが、坂谷さん宅はすぐそばだったそうです。」と伝えてくれたそうです。そうすると、知人のかたに、「私は坂谷さんの連絡先を知らないから、あなたから、坂谷さんから私のほうへ連絡するよう言ってくれませんか。」と言われたとのこと。私はその旨のメールを受け取った時に、不義理の自分がとても恥ずかしくなり、そんな自分を心配して下さった知人にとても申しわけなくなりました。

 実は、現在、大学時代の先輩・同期・後輩の中で、定期的に連絡を取り合っているのは、あまりいません。もちろん年賀状のやり取りは続いていますし、何かあった時は連絡を取れるようにしているのですが、普段の生活の中にはあまり入ってきてはいませんでした。あれだけお世話になった知人にも、すっかり音信不通のままでした。ですから、そんな私がずうずうしく連絡を入れるのは、返って失礼かと思いましたが、不義理を叱られるのを覚悟で、電話をしました。

 大学卒業からもう20年以上、OBとなってからお会いしなくなってからも10年は経っています。しかし電話の向こうの声は、私が学生時代のままでした。うれしくって、ちょっと涙が出そうになりました。知人は優しくいろいろ言葉を掛けてくれました。私も今まで話さなかった分、いろいろな話しをしました。1時間半くらい電話で話したのって、何年振りでしょうか?うれしくって、時間があっと言う間に過ぎました。大学時代のいろいろなかたの名前が出てきたので、今度連絡を取ってみようと思います。

 また、なんと、その知人のかたから、わざわざ旅行に行った先から、葡萄(ピオーネ)を送っていただきました。もうありがたいのを通り越して、本当に申しわけないです。恐縮しっぱなしで、お礼の電話をしました。

 もし、今回、竜巻がウチのすぐそばを通り抜けなかったら、こうして知人と話せることもなかったでしょう。そういう意味では、これは竜巻がもたらしてくれたものということになります。不幸な出来事は、いろいろありますが、その出来事がもらたすことの中に、もしプラスの面を見出せるとしたら、そのことは純粋に喜んでいいのかもしれません。

 『人間万事塞翁が馬』ですから、被害が出た分、たいへんだった分、こういう良いことがあってもいいですよね!

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grape.jpg

すっごく甘くておいしいピオーネ(実はちょっと味見してしまいました)

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