「飲まない」という選択肢を第一位に

『飲酒運転絶つ日まで 福岡市・3児死亡事故1年 市民らの献花、祈りやまず』 (2007/08/26付 西日本新聞より抜粋)  福岡市職員による飲酒運転で、会社員大上哲央さん(34)一家の幼児3人が犠牲になった事故から1年を迎えた25日、事故現場の海の中道大橋には市民が次々に訪れ、3人の冥福と飲酒運転撲滅を祈る姿が1日中絶えなかった。一方で、命日の2日前にも同市職員が飲酒運転事故を起こすなど、愚行は後を絶たない。この日は吉田宏福岡市長も事故現場に立ち、出直しを誓った。  福岡県志免町の男性は「あの悲劇は絶対に忘れてはならない。それなのに、福岡市の職員がまた飲酒運転事故を起こすなんて」と悲しみの中にも怒りをのぞかせた。  吉田市長が現場を訪れると、居合わせた市民に「23日に飲酒運転した職員だけでなく、懇親会に同席した職員も厳しく処分してほしい」と注文される場面も。吉田市長は「3人が飲酒運転の恐ろしさを教えてくれた。事故は風化させない」と話した。 ■3児死亡事故  2006年8月25日午後11時前、福岡市東区の「海の中道大橋」で、飲酒運転の福岡市職員(当時)今林大(ふとし)被告(23)の乗用車が、大上哲央(あきお)さん一家の多目的レジャー車に追突。車は欄干から海に転落し、紘彬(ひろあき)ちゃん=当時(4つ)、倫彬(ともあき)ちゃん=同(3つ)、紗彬(さあや)ちゃん=同(1つ)=の3人が亡くなった。  今林被告は約300メートル逃走、知人に身代わりを頼んだり、水を持ってこさせて現場で飲んだりした。危険運転致死傷罪などで起訴されたが、起訴事実の一部を争っている。  事故後、飲酒運転撲滅と厳罰化の機運が高まり、悪質な運転行為の罰則を強化した自動車運転過失致死傷罪が5月から施行されたが、今月23日夜にも福岡市職員(42)が飲酒後に運転して事故を起こすなど、なお飲酒運転が後を絶たない。  23日に事故を起こした職員はオートバイを運転し、優先道路を走っていた車に衝突して、膝の皿を割るなどの大けがしたということです。車の運転手にけががなかったのが唯一の救いですが、この職員には、懇親会に出席した際に「飲まない」という選択肢はなかったのでしょうか?  オートバイで出勤し、当日になって、懇親会があると聞かされても帰りに運転するなら、別にお酒を飲まなければいいだけの話し。一気飲みの強要もあるまいし、「今日は運転して帰るので…」と一言言えば、誰も無理に飲ませようとはしません。どんな言い訳をしても、この職員が飲みたいからお酒を飲み、運転して帰りたいから酒酔いを自覚しながら運転した、そして事故を起こしたということです。  飲酒運転違反者の再犯率は高いと言われています。こういうタイプの人は、飲む前はたしかに「車(バイク)は翌日取りに来るつもりだった」、「代行運転に頼もうと思っていた」のでしょう。でも結局、酒に酔い、判断力が低下した状態で「ええい、面倒だ。乗って帰ろう。この前も大丈夫だったから、今日も平気だろう。」と運転して帰りたくなるのです。  だから、運転してお酒が出る会合に出席した場合は、「お酒を飲んで、運転しないで帰る」を選択するのではなく、「お酒を飲まずに、運転して帰る」を選択すべきなのです。本来であれば、飲酒運転違反者は禁酒すべきでしょう。お酒を飲まなければ、飲酒運転することは絶対ありえないのですから。  私は、ある人と禁酒の約束をして5ヵ月になります(飲酒運転をしたわけではありませんヨ)。その間、整体師の集まりや、空手道関係の会合に出席しましたが、当然、アルコール類は一切口にしませんでした。それでその場の雰囲気が悪くなるかと言えばそんなことは全くありません。車やオートバイを移動手段としている方は、「外では飲まない」を第一の選択肢として考えてください。 ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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