形⇒中身⇒結果○

 前回の『いい習慣化をしよう!』の続きなんですが、なにか物事を始める時に、まず形から入りますよね?これには賛否両論あるかと思いますが、少なくとも私の場合は、形からですね。中身はよく分からないし、上手くできないし、とりあえず格好だけ、見た目だけって感じです。それでだんだん慣れてきて、分かるようになって来たら、中身を充実させていこうと考えます。

 先程書いたように、「格好なんてどうでもいいんだよ!大事なのは中身だよ、中身。内容が伴わなくて何の意味があるんだよ?」と言う方も、もちろんいらっしゃいます。でもその中身の判定って、すごく難しいですよね。例えば勉強に限って言えば、英単語でも、漢字でも、歴史の年表でも、『しっかり覚えること』が中身になります。覚えられるんなら、やり方は本来、自由です。しかし、端から見ていて、「それでホントに覚えられるの?」というやり方だった場合(時間だったり、書き方だったり)は、結局身についていないことがほとんどです。それだったら、まずオーソドックスな形で臨んで、中身が伴って来たら、自分なりにアレンジというのが筋道でしょう。

 とりあえずいつも決まった時間に、机の前に座る。まずはここからですね。学習塾や進学塾に通う子も多いと思いますが、これも習慣化の要素が入っています。『何曜日と何曜日の何時からは勉強』と強制的に習慣化されています。ただこれも塾通いという形だけで、それに中身が伴うかは次のステップです。勉強する形が出来てきたら、集中する姿勢や、読みの理解度や書く速度・量など、中身の充実度が問われます。ここで何もしていないと「お前、この時間何してたんだ?」となってしまいます。

 そして中身の充実度は、結果となって表れます。同じ1時間、2時間でも、密度の高い勉強が出来たか、達成感を持てたかでずいぶん違います。この場合の結果は、一番分かりやすいのは、テストの点数ですが、そうでなくとも、おそらく自分自身で学習能力がどれだけアップしたかは、授業や課題などでも実感できるでしょう。やったなら、やったなりに、やってないなら、やってないなりの結果しか待っていないのですから。

 今までと違う結果を求めるなら、そこに至る過程を変えないと。過程とは、今やってる中身のことです。中身を充実させたいなら、それにふさわしいやり方ってものがあります。そのやり方が形というわけです。人はいきなりは変わりません。もしいきなり変われる時があるとしても、それは変われるだけの『溜め』がその人にあったからです。自分の中に溜めがなければ、それを使って変わることなんて出来ません。少しずつ少しずつ、日々の積み重ねで、変えていく、もしくは溜めていくしかないのです。

 

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