もう梅雨明け?熱中症にご用心

 先週の台風一過から、晴れの日が多くなり、気温もぐんと上がってきましたね。土曜日には35℃超えの猛暑日になりました。気象庁は、まだ梅雨明けを発表していませんが、実質的に、もう梅雨明けと思ってよさそうですね。

 気温・湿度とも高く、体調管理にはキツイ季節がやってきます。気温が高く、汗をかいた気化熱で体温を下げたくても、それを高い湿度がジャマをする。気がつくと、体温が思いのほか上がってしまい、クラクラとめまいが・・・と、熱中症一歩手前なんてことになりかねません。また、普段からの運動不足で上手に汗をかけない人も、熱が体内にこもりやすいです。くれぐれもご用心ください。ちなみに私は、なぜかよく分かりませんが、真っ先に右手の甲に汗をかきます。その後に胸とか、左手の甲とかの順ですかね。うまく汗はかけているほうだと思います。

 とにかく、汗をかくのが間に合わず、体温の上昇を感じたら、保冷剤や、氷の入った袋などで身体を冷やしてください。冷やす箇所は、『耳の下の首の部分』、『わきの下』、『脚の付け根(内側)』の3箇所です。もちろん、いきなり3箇所全部を冷やす必要はありません。その時の状況に合わせて使いわけてください。なぜその3箇所かといいますと、そこに『リンパ節』があるからなんです。それぞれ浅頸リンパ節、腋窩リンパ節、鼠径リンパ節と言えば、聞いたことあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか(血液で冷やすという方もいます)。

 ここで、クルマのラジエーターを思い出してください。ラジエーターの中には冷却水が入っていて、簡単に言えば、これでエンジンを冷やしています。ちなみにエンジンから熱を吸い取って温かくなったラジエーターの水は、ファンが起こす風によって冷まされます。クルマのボンネット開けると、たいてい前のほうにファンがついてますよね。

 つまりラジエーターのように、冷たいリンパ液を身体中に巡らせて、体温を下げようという作戦なのですが、そのリンパ液を冷やすのにリンパ節への冷却が必要になるのです。おでこを冷やすと気持ちいいですが、おでこにはリンパは通っていないので、体温は下がりません。また、汗の気化熱とおなじ原理を利用し、腕や脚に水をスプレーして、うちわであおぐという手もあります。

 また、熱中症時には、脱水症状になっている場合も多いですから、水分補給もしてあげましょう。この場合の水分は、ただの水でなくて、できれば、スポーツドリンクのような、塩分や糖分、ミネラル分などが入っているもののほうがいいですね。スポーツドリンクは冷やしてある必要はないです。おいしくはないですけど、体温に近いほうが、吸収は早いです。

 もちろん、熱中症にかからないのが一番です。外出先なら、直射日光は避け、日傘や帽子を利用しましょう。こまめに水分を取り、室内なら、風通しをよくして、かいた汗が蒸発しやすいようにしておきましょう。ちなみに、アルコール飲料を水分にカウントしないでくださいね。ビールなど利尿作用が多いものは、かえって体内の水分不足を招くおそれがあります。お酒を飲んで帰宅した直後、まずコップの水を一杯なんてのは、身体が水分を欲している証です。

 そして、熱中症を気をつけるあまり、身体を冷やしすぎてもこれまた、身体に不調が出てきます。冬に限らず、夏場に、よく冷えた室内で、冷たい物を摂り過ぎて、身体が冷え、血行が悪くなった結果と、夏の疲労が重なり、ギックリ腰を招くなんてこともよくあります。身体の冷やし過ぎを恐れて、冷房をガマンして熱中症になっては元も子もありませんが、夏の冷えにも合わせてご用心ください。

 

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