空手道大会にて

 おとといの日曜日に、越谷市立第一体育館にて越谷市空手道選手権大会が行われ、越谷市の8つの空手道団体から幼児から成年(中年?)まで実に600名近い選手が参加しました。  当日は、晴れ時々曇りで気温も館内の温度も30℃を越え、湿度も高く、文字通り熱い&暑い戦いが繰り広げられました。ところどころで、大会ドクターがコートに呼ばれるシーンもありましたが、どれも大事には至らず、選手・審判・係員を含め熱中症にかかった人もおらず、大会はおおむね成功に終わりました。  通常、市連が主催する大会では、大会の公平さを期すため、その市連の審判は試合をジャッジせず、他の市町村や他県から招待した有資格審判員にジャッジをお願いします。仮に、自分が審判で、片方の選手が自分の道場の門下生だったら、判定を下した時ひいきをしたのでは?と見られる場合があるからです。ですから、越谷市連である私は、今回は審判をせず、汗だくになりながら、コートのお世話係に徹していたのでした。  私のコートでは、午後は組手競技幼年(未就学児)男子の部からスタートしたのですが、幼年男子の参加人数は、なんと67名!コートの真ん中に選手を集めて、背番号と名前を呼び上げて赤と青に振り分けるのですが、ほとんどの子が、自分の番号を覚えておらず、名前を呼んでも返事もしないというありさま。それでも、10人以上の係員さんの誘導のおかげで、なんとか振り分けられました。  そこで今度は、試合をする順番に幼児達を並べていきます。すると、何人か欠席がありました。何回も背番号や名前を呼んだり、係員さんにも「○番と○番来てないの?」と確認してもやはり見当たりません。そして、試合が開始され、欠席の子は、コート上でコールされるもやはり出て来ず、そのまま棄権となり、試合は進行していきました。  しばらくして、問題が発生しました。いくら探しても確認できなかった子の親御さんが「大会側のミスで、うちの子が試合に出られない。」と言ってきたのです。私も、「残念ですが、遅れて来ても、その子の試合は棄権で終了しています。」と言ったのですが、親御さんは「この子は、ずっとここにいた。」と言うのです。確かに今は、コートのそばにいます。しかし、にわかには信じ難く、反論を試みたのですが、結局水掛け論になるし、片側で5人以上の係員で、選手の誘導にあたっていても、見落としがゼロだったという証拠はないので、謝罪をしました。その上で、棄権負けの判定の変更はできないとあらためて申し上げました。  選手の子や親御さんの気持ちとしては、試合に出られなかったのは、とても悔しいでしょう。しかし、この親御さんの言うとおり、その場に始めからお子さんがいたとして、係員さん達が気づいてあげられなかったとしても、係員さん達を責めることはできません。なぜなら、この係員さん達の子供らもこの大会の試合に出ていて、その応援をしたい気持ちをおさえて、ボランティアでコートでの様々な仕事に係員として、ご協力いただいているからです。市連主催とはいえ、一アマチュアスポーツの大会です。このような方々の協力なしに大会は運営できません。  それに、厳しい言い方をすれば、参加選手であるならば、大会に出場する以上、「自分の背番号を覚えておく」、「背番号や名前を呼ばれたら返事をする」、「係員や審判の先生の言うことを聞いて行動する」ということが自分で、できていなければなりません。係員は基本的に補助に過ぎないのです。  今回、我が子の活躍を期待して観にきたはずのこの親御さんには、本当にお気の毒で、その場の係員さんを束ねる者として、申しわけないと思っておりますが、お子さんが幼年ということは、まだ空手道場に通わせてそんなに年数は経っていないでしょう。この方にも、そのうち大会での係員の順番が回ってくるはず。その時はきっと、係員さんの大変さを分かってくれると思います。 ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す[emoji:e-365] blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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