高校野球:タイブレーク制度義務づけ 来春の地区大会のみ(毎日新聞 2014年11月28日)
◇高野連、理事会で決定 選手の負担軽減が目的に
日本高校野球連盟は27日、大阪市内で理事会を開き、来春の全9地区大会(都道府県大会やブロック予選などは除く)でタイブレーク制度を義務づけることを決めた。選手の負担軽減が目的。
タイブレークは、試合が一定回数で決着しない場合に延長戦で走者を置いた状態から始める制度。具体的な方法については今後、協議し、来年1月に決める予定。
日本高野連は来年春の都道府県大会と地区大会の両方で、一斉にタイブレークを義務づけることを目指したが、地区連盟から反対意見が出されたため、修正を迫られていた。
一方、軟式については、来夏の全国高校軟式選手権大会から「タイブレーク制度」を導入する案が出ているが、4日の日本高野連の軟式部委員会で継続審議とすることが決まっている。
また日本高校野球連盟の奥島孝康会長(75)が27日、来年8〜9月に日本で初開催されるU18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)後に退任する意向を明らかにした。
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高野連が、来春からの地区大会にタイブレーク制度を義務付ける決定をしたというニュースを見ました。賛否両論ありますが、私はタイブレーク制の導入に賛成の立場です。賛成の理由は、高校生のケガの予防です。
もちろん、詰まり過ぎた大会日程が問題であるならば、それを緩和しましょうという話しにもなるのですが、延長15回引き分け再試合(以前は延長18回)というのはできるだけ避けてほしいと思うからです。今年は、軟式高校野球で延長50回という試合が選手にあまりに酷ではないかと物議をかもしましたね。想定外の事態に規定が追いついてない実情があらわになりました。
タイブレーク制について、現役の野球部員に聞くと、意外にも大半が反対という報道でした。むりやり決着を迫られるのでなく、自分達の力で最後までやりたいということなのでしょう。きっと選手達は、そこまでの思い入れがあるのでしょうね。この気持ちは汲んであげたいと思います。しかしそれでもなお、大人・第三者は、冷静に、ケガや故障のリスクを最小限、限りなくゼロに抑える努力をしなくてはならないと思います。
選手に聞けば、「ケガを恐れて出し惜しみするくらいなら、最後まで全力でやりきりたい」と応えるでしょう。 少し話しは違いますが、フィギュアスケートの羽生選手も、私は、運営側は強行出場を認めるべきではなかったと思います。「本人が出たいから出した」というのは、管理責任の放棄です。ケガの程度により出場可否を決めるマニュアル等を早急に作成すべきでしょう。『安全は、何よりも優先する』のです。
また、最近私の整体院のところに、小学高学年~中学生の患者さんが目立って来るようになりました。膝や股関節を痛めてです。オーバーワーク(練習のし過ぎ)によるオーバーユース(特定箇所の使い過ぎ)が原因ですね。本人は、とことんまで頑張りたい、指導者も上達を願って、練習メニューをどんどん組む。それが好循環になっていたらいいのですが、鍛えているつもりが酷使されている状態なら、まずいです。本人も気づかないうちに、悪循環に陥ってしまいます。
それは、本人がやりたいからやらせる、できるといっているから大丈夫と、本人任せにするのではなく、それを周りで冷静に見つめる目が必要なのだと思います。
高校野球のタイブレークの詳細は分かりませんが、それが選手のケガや故障につながるのであれば、甲子園でもぜひ導入してもらいたいと思います。
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