先日、整体院をお休みして、茨城県桜川市(旧大和村)にある雨引山楽法寺に娘達の七五三祈願に行ってきました。
お寺は、同じように七五三祈願に来たご家族で、たいへんなにぎわいでした。ただお賽銭を入れ、お参りをするだけでなく、ここでは、護摩祈願(護摩修行)を受けることができ、たいへん人気(?)があります。護摩修行とは、御本尊御宝前に於いて清らかな火を燃やし、数々の供物を投入して願主の所願成就を祈願する、密教独特の修法であり、たいへん霊験あらたかであると云われております。(公式HPより)
私達も受付で1時間以上並んで、その後ようやく家族で護摩修行による七五三のご祈願を受けることができました。しかし、そこでちょっとしたハプニングが起きたのです。
護摩修行では、複数のお坊さん達でお経(般若心経)を唱え、太鼓や木魚を叩き、護摩を焚いたところに木札をかざして、その木札に霊力(?)を込めるようなことをするのですが、修行が終わって、木札を参拝者一人一人に渡す際、いざうちの娘の木札を受け取ろうとすると、名前が違っていたのです。私が自分の娘の名前(しかも苗字)を間違うわけないので、受付の後、受付票から木札に書き写す時に誤ったのでしょう。
指摘をすると、対応した若いお坊さんは、「申し訳ありません。すぐにやり直しますので、どうぞお待ち下さい。」と言ってくれました。木札の名前を書き換えて渡してくれるのかなぁと思って、娘達と待っていたら、なんと、忙しいはずなのに、
私達の為だけに、もう一回、お坊さん全員で護摩修行をやり直してくれたのです。
護摩修行は1時間に1回と決まっているので、これには、驚くと同時に、なんだか恐縮してしまいました。正僧様からも、申し訳なかったという丁寧な謝罪のお言葉をいただき、逆に、こちらが申し訳なくなってしまいました。不謹慎にも、家族と「なんだか逆に得しちゃったね。」と、このハプニングを喜んでしまいました。
対応としては、「木札を書き換えてそのまま渡す」とか、「他の参拝者とともに次の時間の護摩修行をもう一回受けてもらう」というものあったでしょう。しかし、この寺院は、参拝者が望んでいる以上の対応をしてくれました。そして、「不手際を感動」に変えてしまったのです。
今回、寺院側のすばらしい対応により、私達家族にとって忘れられない思い出となる七五三祈願をすることができました。この場を借りて、御礼を申し上げたいと思います。
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ミスが起きにくい体制をつくっておくことはもちろんですが、それでもミスはあります。肝腎なのは、そのミスをどうリカバリーするかです。その時にその人の真価が問われます。基本は「相手の身にどれだけなれるか」です。
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