上手さのレベル、普通のレベル

 昨日、整体教室の実技授業の際、ある生徒さんのほぐしを受けました。簡単に言うと、整体は、骨格(おもに脊椎)を調整し、姿勢や身体の中を正しい状態にして、患者さんに健康になってもらう療法(定義は諸説あります)ですが、極理では、いきなり骨格を調整するのではなく、先にほぐしを行い、筋肉を和らげ、患者さんになるべく負担がかからないようにします(内蔵テクニックの話は置いておきます)。したがって、ほぐしは授業でも、とても重要視しています。  私は、受けてみて、その生徒さんに「体重を上手く使えず、腕力で押しているので、表面が痛いだけでほぐれる感じがしない。受けていて気持ちよくない。体重が片側しか使えていないからそうなる。」などと、ややキツイ言い方をしました。その生徒さんは、他の生徒さん達からは、良い評価を受けていたようで、私の指摘は、やや意外だったようです。  たしかに、この人は上手です。たぶん同時期に入った人達の中では、一番でしょう。センスもありますし、私もこの人はきっと良い整体師になれると思います。では、なんで、そんな上手な人をヘタだと言ったのでしょう?ただのイジワル?何かいやなことがあってのやつあたり?  実は私は、生徒の習い事のレベルで見ていたのではなく、患者さんに通じるかどうかのレベルで見ていたのです。この人は、すでに習い事のレベルは十分クリアしています。でも、実際に患者さんが満足するほぐしのレベルになっているかという点で見れば、まだまだヘタというわけです。  「上手だね。」とほめるのは簡単です。生徒さんも機嫌よく授業を受けてくれますし。でも、ほめられた人は、どのレベルを基準にしてほめてもらったのか?それを考える必要があります。整体に限らず、「上手になったね。はい合格!」と言われて、スクールを卒業(修了)し、何の疑問や不安を抱かずに開業したもののうまくいかず、あとでこんなはずじゃなかったと後悔するというケースはよく耳にします。  誰かにほめられてそれに満足しているようでは、その人は成長しません。常に先のレベルを見据えた努力が必要です。  先日、奥さんの紹介で、身体のコリがひどく、腰痛も慢性化しているとのことで、ある武道で公認8段位を持っている男性の患者さんがご来院されました。(奥さんから8段の話しは事前に聞いていました。)  私も空手道をやっているので、症状のほか、話しは自然と武道の話しになりました。私が、 「8段位なんてすごいですね。はるか遠すぎて私にはムリです。」 と言うと、その患者さんは、 「別に普通にやってれば誰でも取れるよ。」 と簡単に言うのです。私はすかさず、こう言いました。 「お言葉ですが、それは○○さん(患者さんの名)の、普通のレベルが高すぎます!」  どの武道でも公認の8段位を極めるには、相当な年月とその間のたゆまぬ努力が必要です。もちろん必要条件であり十分条件ではありません。それを努力を努力と思わず、「普通」と言い切るこの患者さんのレベルの高さに、私は舌を巻きました。  私の、整体も空手道も技量力量ともまだまだです。患者さんには、もちろん自信を持って日々施術にあたっていますが、慢心することなく、努力していきたいと考えています。  ちなみに、先述の患者さんには、施術後、「こんなに身体が楽になるとは思わなかった。」と言っていただきました。一応、普通のレベル以上という判断はしてもらえたようです。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ *ミクシィに谷原保育園の存続希望するコミュを作成しました。↓ http://mixi.jp/view_community.pl?id=2763047 *ミクシィに参加されたい方は、あさひ整体センターのHPからメール を送ってください。ご紹介メールを送信いたします。
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